2月18日、私が関わってきた「石川県に性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター開設を求める会」として「性暴力被害者支援研修会」を開催しました。
まず初めに、佐賀県DV対策総合センター所長 原 健一さんより「『性暴力救援センター・さが』の設置および運営状況について」と題する講演を受けました。
佐賀では、DV対策総合センターと病院が物理的には距離があるものの緊密な連携をとることで病院拠点型に分類されてい
ます。佐賀の場合、困難と言われる病院拠点型が実現できたのは、元県立病院である好生館の産科ドクターに理解があり引き受けてもらえたとのことですが、やはりDV総合対策センターの原所長の力が大きかったことと思います。
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「理想的な支援と実際」「開設してから見えてくる課題」など、実に具体的で示唆に富んだ講演内容でした。センターを
運営するコーディネーターに求められる資質はとの質問に対して、いろいろな機関とつながることができ、ケースを俯瞰的に見ることができる人と答えられました。
その後の意見交換会では、臨床心理士、弁護士、助産師の立場から、被害者支援に関わっていること、これからのワンストップ支援センターに求めることが出され、参加者とも活発な意見交換が行われました。参加者一同、せっかくできた顔の見える関係、ネットワークを大切にして、真に被害者のためのセンターを求めていこうとしめくくられました。
翌日の地元2紙も研修会の記事とともに全国や石川県の状況も掲載してくれました。