イギリススタディツアー3日目の午後は、サフラジェット(闘争的女性参政権活動家)の中心的人物エメリン・パンクハーストのひ孫にあたるヘレン・パンクハーストさん宅を訪問しました。
大学教員でもあるヘレンさんは、サフラジェットの歴史と現代のイギリス女性の状況についてお話された後、女性の人権、政治参加について私たちに考えさせるワークショップのような形式を提供されました。
「未来を花束に」の映画に最初から関わり、映画にもエキストラで出演されているそうです。映画の中で窓ガラスを割ったり爆破物を仕掛けたりするシーンに対しては、暴力的であるという批判もある。しかし、人に対する攻撃ではなく、器物損壊である。どうしてこのように暴力という手段に訴えなければならなかったかを考えることが大切。誰からも無視され、他に手段がなかったという歴史的文脈で考える必要があると。
最後に、私たち2~3人ずつ、これからの女性にとって何が大事か話し合い、発表しました。どのグループにも共通していたキーワードは「教育」「自己決定」ではなかったかと思います。