第4講座 被爆の実相「被爆者の証言」
切明 千枝子さん(語り部)
高等女学校4年生(15歳)の時被爆。
現在89歳とは思えないしっかりした口調で当時の惨状を克明に切々と語られ、平和を守ってくださいとの呼びかけは聴衆の胸を深く打ちました。
戦争というものは一度始めたらやめられない。もう10日だけ早く降伏していたらと悔しくてたまらない。
薬もなく医者もいない中で次々と下級生たちは死んでゆきました。12歳や13歳の少女たちが、なぜこんな悲惨な死を迎えなければならないのか。かわいそうでたまりませんでした。
平和は黙って座っていて来るものではありません。必死になって守らないと平和はすぐ飛んでいきます。
うっかりすると戦争はすぐやって来る。
力を尽くして平和を守ってください。